SEO
2023.08.14 2023.09.26

【4STEP】SEOキーワードの選び方でかんたん解説|コツやおすすめツールも紹介

【4STEP】SEOキーワードの選び方でかんたん解説|コツやおすすめツールも紹介

インターネットマーケティングやホームページ集客を行う際、ブログ記事などのコンテンツを作成するのが一般的です。そのコンテンツを作成する際に重要なのが、SEOキーワードの選び方です。作成した記事が検索結果の上位に表示されるかどうかは、SEOキーワードの選び方にかかっています。

本記事では、SEOキーワードの選び方やおすすめのツールなどについて解説します。

 

そもそもSEOとは

SEOと虫メガネ
SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で、検索エンジン最適化とも呼ばれます。簡単に言えば、自分のウェブサイトを検索エンジンで上位に表示させるための方法やテクニックのことです。

SEOを行う理由は、検索エンジンでの上位表示によって、自分のウェブサイトへのアクセス数を増やすことです。より多くの人に自分のウェブサイトを知ってもらうために、SEOを行います。

例えば、整体に関するブログを作成したとします。しかし「整体」と検索しても、自社のブログが上位に表示されなければ、ブログは誰からも見られず意味のないサイトになってしまうでしょう。そのためSEOを行って、ブログを上位表示させることが重要です。

具体的には、SEOとして以下の方法があります。

  • キーワードの選定
  • 内部リンクの設定
  • 外部リンクの獲得
  • コンテンツの品質向上

これらの方法を組み合わせることによって、自分のウェブサイトを検索エンジンで上位に表示させ、多くの人にアクセスしてもらえるようになります。

 

SEOにおいてキーワード選定が重要である理由

SEOを行ううえで重要なポイントの一つが、キーワードの選定です。SEOにおいて、キーワードとは、ユーザーが検索エンジンで検索する際に使用する単語やフレーズのことです。例えば、美容に関するブログであれば「スキンケア 方法」「高校生 メイク術」「アイライン 引き方」などがキーワードになります。

ここで、誤ったキーワードを設定してしまうと、自社サイトが上位表示されない可能性があります。例えば、美容に関するブログで「おすすめ ラーメン屋」「試験勉強 コツ」など、美容と関連性のないキーワードを選んでページを作成すると、正しくブログが評価されず上位表示されにくいです。

また「美容院」「ヘアサロン」など、非常に多くの人が検索する人気キーワードを設定した場合も、効果が発揮されないかもしれません。なぜなら、人気のキーワードは多くの競合サイトも対策をしているため、自社のサイトが埋もれてしまう可能性も高くなるからです。

間違ったキーワードを選ぶと、自社サイトが上位表示されにくいため、正しいキーワード選定が重要だと言えるしょう。

 

SEOキーワードの選び方

パソコンとスマホで作業する女性
自社サイトを上位表示させるためのSEOキーワードの選び方は、以下の手順で行います。

SEOキーワードの選び方

具体的に解説していきます。

 

➀軸となるキーワードを決める

SEOキーワードを選ぶ際には、軸となるキーワードを決める必要があります。まずは思い付きでも構わないので、サイトのサービスと関係があるキーワードをできるだけ多くあげてみましょう。例えば、自分の会社が整骨院グループの場合、軸となるキーワードとして次のような例があげられます。

  • 肩こり
  • 腰痛
  • ねんざ
  • 突き指
  • ぎっくり腰

キャンプ用品を扱う会社であれば、次のようなキーワードもあげられるでしょう。

  • テント
  • ランタン
  • 焚き火台
  • 寝袋
  • アウトドアチェア

軸となるキーワードをあげたら、顧客がどのようなキーワードで検索しているのか、実際に検索エンジンなどでチェックします。見込み顧客が実際に検索するキーワードを選ぶことが重要であり、SEOの第一歩です。

 

➁キーワードを派生させて候補を増やす

軸となるキーワードが決まったら、そこから派生させてSEOキーワードの候補を増やしましょう。例えば、軸となるキーワードが肩こりの場合、以下のような候補があげられます。

  • 肩こり 原因
  • 肩こり ストレッチ
  • 肩こり 改善法
  • 肩こり 対策
  • 肩こり 温める

肩こりに関する悩みを網羅するイメージで、検索候補を増やしていきましょう。

キーワードを派生させる方法には、ツールを活用する方法と自力で集める方法があります。ツールを活用すると、派生キーワードを簡単に集められますが、他サイトと重複しやすい点がデメリットです。

自力で集める方法では、SEO的に有利なキーワードが見つかることもあります。ただし、ツールを活用する方法に比べると、一定のノウハウが必要になり、時間がかかることがデメリットです。

 

➂検索ボリュームを元に候補を絞り込む

Googleキーワード プランナー

 

キーワードの候補が集まってきたら、検索ボリュームを元に絞り込みを行いましょう。検索ボリュームとは、キーワードが実際に1ヶ月に何回検索されるかを示した数値です。検索ボリュームの調査には「Googleキーワード プランナー」といったツールがよく用いられます。

数値が大きいキーワードは、多くのユーザーが気になっているテーマ・内容であり、需要のあるキーワードです。ただし、検索ボリュームが大きいキーワードの場合はそのぶん競合が多く、コンテンツを上位に表示させることが難しくなります。

反対に、検索ボリュームが小さいキーワードの場合は競合サイトが少ないため、上位表示はさせやすいです。しかし、そもそも顧客のニーズがなく、せっかく作成したページが誰にも見てもらえない可能性すら考えられます。

 

④優先順位を付ける

SEOキーワードの収集および候補の絞り込みまで進んだら、最後に優先順位を付けていきましょう。SEOキーワードに優先順位を付ける際のポイントは、次のとおりです。

  • 一定の検索ボリュームがある
  • 競合が強すぎない
  • 専門性を活かしたコンテンツが作成できる

SEOキーワードの優先順位を付ける場合、ちょうど良い検索ボリュームがあるキーワードを選ぶことが重要です。月間検索ボリュームが小さすぎると誰にも見てもらえず、一方で検索ボリュームが大きすぎると競合サイトが多いため、埋もれてしまう可能性が高くなります。

具体的には、サイトのジャンルや方向性にもよりますが、月間の検索数が100~10,000のキーワードを選ぶと良いとされています。

また、専門性を活かしたコンテンツが作成できるSEOキーワードを選ぶことも重要です。検索結果にコンテンツがヒットしたとしても、競合と同じような内容であればすぐにユーザーは離脱します。専門家として、独自の情報を提供できるような専門性を活かした内容がおすすめです。

 

効果的にSEOキーワードを選定する際の3つのコツ

資料が表示された無人の会議室
効果的にSEOキーワードを選定する際には、次の3つのコツを知っておきましょう。

効果的にSEOキーワードを選定する際の3つのコツ

上記3つのコツについて詳しく解説します。

 

➀競合サイトを考慮する

SEOキーワードを選定する際には、まず競合サイトがどのようなキーワードで対策しているかを確認しましょう。自社サイトのキーワードを選定する際に、ヒントとなる可能性があります。

しかし、検索ボリュームの大きいビッグキーワードは競合性が高いため、競合サイトが多く成果が出にくいです。競合サイトが多く対策しているキーワードを知る意味でも、競合サイトを確認するようにしましょう。

 

➁SEO効果が出やすいキーワードから制作する

競合サイトをチェックしたら、次にSEO効果が出やすいキーワードのコンテンツから制作を始めましょう。サイトを立ち上げたばかりであれば、ビッグキーワードではなく、検索ボリュームが少ないキーワードのコンテンツから作成すると良いでしょう。コンテンツが増えてSEO評価が上がってきたら、徐々に検索ボリュームが多いキーワードのコンテンツを作成するのがおすすめです。

 

➂ペルソナを意識する

効果的にSEOキーワードを選定するのであれば、ペルソナを意識することは欠かせません。ペルソナとは、マーケティング用語で、サービスや商品を探しているユーザーの詳細なイメージ像を意味します。ペルソナを意識するとは、顧客が何を求めているのか、何を疑問に思っているのか、どのような不満や要望があるのか理解を深めることです。

肩こりというSEOキーワードを例にあげると、「肩こり 原因」で検索する人と「肩こり 改善法」で検索する人のペルソナは異なるでしょう。ペルソナを意識する簡単な方法が、具体的な悩みを抱える一人の人間に向けて、コンテンツを作成する意識を持つことです。そのため、コンテンツ作成の前には、以下のようにペルソナを設定するよう心がけましょう。

<キーワードが「肩こり 改善法」の場合 ペルソナ例>

  • 30代の女性
  • 仕事は一般事務でデスクワークがメイン
  • 東京都市圏から30分の1DKで一人暮らし
  • 収入は450万円
  • 休日はインドア派で、自宅でアニメや映画を観て過ごす時間が長い
  • 慢性的な肩こりに悩んでおり、自分でできる簡単な改善法を知りたいと思っている
  •  など

 

 

【無料】SEOキーワード選定おすすめツール2選

keywordsの文字とパソコンなど作業する机の上
SEOキーワードを選定する場合、次の2つのツールが便利です。

SEOキーワード選定おすすめツール2選

上記2つのツールについて紹介します。

 

ラッコキーワード

googleサジェストの画面

 

ラッコキーワードは、検索窓に軸となるキーワードを入力するだけで、派生キーワードを網羅的に表示してくれる便利なツールです。後述するYahoo!知恵袋の検索結果も反映されているため、ペルソナを絞り込む際に重宝します。

 

Googleキーワード プランナー

Googleキーワード プランナーの画面

 

Googleキーワード プランナーを利用すると、関連キーワードだけでなく、競合性や検索ボリュームも表示されるため、コンテンツ作成において非常に便利です。

実際にGoogleで検索されたキーワードを元に生成されるため、ユーザーのニーズを把握しやすい点もメリットです。

 

【番外編】Yahoo!知恵袋

Yahoo!知恵袋

 

番外編として、Yahoo!知恵袋もSEOキーワードを選定する際に便利です。

例えば、前述したツールで肩こりについて調べると、派生キーワードとして「ストレッチ」「解消」「マッサージ」などが表示されます。Yahoo!知恵袋の場合は、もう少し具体的にユーザーの悩みを知ることが可能です。

<例:Yahoo!知恵袋で肩こりについて調べた場合>

「肩こりについて 肩こりがここ数日酷く 接骨院などで電気治療や針治療をしていますが なかなか改善しません。 心配なので、病院で見てもらうと思うのですが、肩こりや肩こりからくる頭痛の場合は何科を受診すればいいですか?」と具体的な見込み顧客の悩みを知れる。

実際に「肩こり 何科」というキーワードをGoogleキーワード プランナーで調べると、100件~1,000件の月間平均検索ボリュームがあることがわかります。一定の検索ボリュームがあるとわかれば、コンテンツの作成を行うか検討するのも良いでしょう。

 

まとめ

インターネットでコンテンツを作成する場合に、SEOキーワードの選び方はもっとも重要なポイントの一つです。適切なキーワードを選定すれば、競合よりも上位にコンテンツを表示させることが期待できます。

SEOキーワードを選定する方法は、以下の4ステップです。

  1. 軸となるキーワードを決める
  2. キーワードを派生させて候補を増やす
  3. 優先順位を付ける

軸となるキーワードおよび派生ワードを集め、ペルソナを考慮したうえで絞り込みを行いましょう。

SEOキーワードを選定するときには、ツールを利用すると、短時間で大量の候補があげられるため便利です。また、Yahoo!知恵袋も利用することで、見込み顧客の「顔」が見えてきます。ツールをうまく利用して、SEOキーワードに最適なコンテンツ作成を行いましょう。

 

同じタグのついた記事

同じカテゴリの記事

hikaku-bnr870_200