わかりやすい話し方とは？相手に伝わる話し方のポイント

あなたは分かりやすい話し方を普段から意識していますか？職場の中には、話が分かりやすいと言われている人もいるかと思います。

そんな人たちは、普段からどんなことに気を付けて人と話をしているのか気になりますよね。そこで今回は話が分かりやすい人の特徴、どんな事に気を付けたら話が分かりやすい人になれるのかをまとめてみました。

話し方が分かりやすい人とは？

相手によって話し方を変えられる

話が分かりやすい人は複雑な横文字や専門用語を必要以上に使いません。同じ内容のことでも、小学生に説明するのと大学生に説明するのとでは方法を変える必要があります。

分かりやすい話し方を心掛けている人は、小学生に対しては易しい語彙を使った説明をします。大学生に対してはある程度の専門用語などを交えながら説明するように、使い分けができるのです。

話が脱線しない

話し方が分かりやすい人は、話を始める前から頭の中で構成が出来上がっています。一般的には約2分間で話の一区切りを付けると良いとも言われているそうです。

一つの話題に対してあれもこれもと盛り込んでしまうことは、話が分かりにくい人にもありがちな話し方です。反対に伝えたいことを脱線せずに話せる人、これが分かりやすい話をする人の特徴の一つです。

身近な例え話を取り入れる

話の中に分かりやすい事例を盛り込むことで、相手に伝わりやすくなります。こうすることで相手からの納得や共感を得やすくなり、ストレートに表現するよりも柔らかい表現となるのです。

他にもメリットを強調したいときにも例え話を入れると、周囲の賛同をより多く掴むことができます。

相手に伝わる話し方のポイントは？/h2>

数字を取り入れる

社員教育や大事なプレゼンにもぜひ取り入れて頂きたいのが、この数字を使う方法です。「売り上げは昨年より大幅にアップしました」と「売り上げは昨年と比べて20％アップしました」

どちらが相手に伝わりやすいでしょうか。話を始める時にも「大事なポイントは3つあります」と切り出した方が聞き手の集中力もアップするそうです。

インパクトさを取り入れる

会議やプレゼンでは、話題の切り出し方一つでも伝わり方が変わってきます。要はインパクトのある「つかみ」を最初に取り入れることで、聞き手を惹きつけることができます。

「明日からあなたは社長ですと言われたらまず何を始めますか？」と会場全体に問いかけてみましょう。このように会場全体に考えてもらう空気を作ると、一体感が生まれその後の進行もスムーズにいくのです。

全体像から話をする

料理番組を想像してみましょう。番組の冒頭で伝えるのは「今日は何を作るか」ですよね。その後で「材料」「作り方」そして時には「食材を扱う時のポイント」を交えながら、その日の献立を完成させていきます。

もしもこれがいきなり材料や作り方から入る料理番組だったら分かりにくいですよね。このように最終的に何をするのか、何が完成するのかといった全体像を伝えることはとても大切なのです。

分かりやすい話の構成の組み方にするには？

結論から話す

相手の立場を考えると結論から話した方が伝わりやすくなります。上司から「この前の案件どうなった？」と聞かれたときに、まずは「上手くいっています」「苦戦しています」のどちらかを伝えましょう。

人間の記憶というのは一度に大量に詰め込めるものではありません。もちろんそれについての過程や理由も伝える必要はありますが、結果としてどうなのかをまず述べることを最初に持っていきましょう。

具体的に話す

相手に伝わりにくい話し方をする人にありがちなのは、具体的にではなく抽象的に話してしまうことです。「仕事には慣れた？」という先輩や上司の質問に対して「大変ですが何とか…」と答えてしまうのは非常に抽象的。

この場合は「○○のシステムについては中々覚えられずご迷惑を掛けてしまっていますが、請求書の発行については覚えました」と具体的に伝えると印象が良いです。

話が分かりやすい人と分かりにくい人とでは、こういった些細な受け答えにも明暗が分かれるので注意しましょう。

聞かれた事を話す

聞かれた事を話すのはそう難しい事ではありませんが、中には聞かれてもいない事をペラペラと話してしまう人もいます。「昨日の夕飯は何を食べた？」の質問に対して「AとBを食べました」と簡潔に答えるのが相手にも伝わりやすいですよね。

しかし「Aを食べたら味付けが濃くて量も多くて完食するのが大変でした。それとBも食べたのですが…」と一方的だと話が分かりにくくなってしまうのです。

先述した「具体的に話す」と対極関係にあるので混乱しそうですが、相手の質問の意図やどんな答え方を求めているかによって、使い分けられるようにしましょう。

まとめ

いかがでしょうか。あなたは話し方が分かりやすい人でしたか？それとも…？
話し方が分かりやすい人の特徴やポイントについて、ご紹介しましたがどれも難しい事ではありません。

意識して実行していけば、あなた自身もコミュニケーションスキルがアップし「話し方が分かりやすい人」として周囲から評価されるはずです。失敗や叱責を恐れずにどんどん挑戦してみましょう。