集団行動が苦手だという人は年齢に関わらず存在しています。
学生時代から集団に馴染むことが出来ずに浮いてしまうというようなことが多いという人も多いですが、学生時代は集団に馴染んでいたのに社会人になると集団行動が苦手になったというケースもあります。
また、近年ではグローバル社会となり、日本国内だけではなく海外を飛び回って生活をしているという人も多くなっていますので、日本と海外との違いから集団行動を上手くこなすことが出来なくなってしまったというようなことも考えられます。
こちらでは、集団に馴染むことが難しい人の共通点や、仕事のチームに馴染むための克服方法などについて詳しく紹介していきます。
集団に馴染めない人の特徴について
集団に馴染めない人の特徴としては、下記のような事柄が挙げられます。
・ 協調性がない
・ 集団で行動する際に同じ行動が出来ない
・ 相手の考えに同調することが出来ない
・ 周りよりも自分を大切にする
・ 極度の人間嫌い
これらのことが考えられます。
この中でも最も多いとされているのが、協調性がないもしくは集団で居る際に同じ行動が出来ないという項目になっています。
特に日本では、集団で行動する場合に、その行動が正解でも間違っていても周りと同じ行動をすることが出来なければ「協調性がない」という判断をされるケースが非常に多くなっています。
そのため、自分の中に確かな指針というものを持っている人の場合は、周りから協調性がないというように思われることが多いでしょう。
注意するポイントとしては、周りよりも自分を大切にするというタイプについてですが、こちらは上手くいけば集団の中のリーダーとして認識されるケースも多いです。
企業の中でも管理職や役員などの社員に代表される立場になれば自分の考えを持っていないと上手く立ち回れないというケースもありますので、こちらのタイプに関しては良し悪しだということを知っておいてください。
集団に馴染めない人によくある2つのタイプ
上記で紹介した内容に、少しだけ絡むことになりますが、集団に馴染むことが難しい人のタイプは大きく分けると2つに絞られます。
それは「自分の意見を通したいタイプ」と「自分の意見を言わないタイプ」になります。
分かりやすく言えば、「俺様タイプ」と「引っ込み思案タイプ」に分けても良いかもしれませんが、この2つのタイプは性質が異なりますがどちらも集団に馴染むことが難しいタイプとなっています。
しかし、必ずしもこの2つのタイプが集団に馴染むことが出来ないということではなく、上手くいけば集団のコミュニケーションが円滑になるように見える可能性もあります。
まずは自分の意見を通したいタイプの特徴についてですが、こちらは自分を大切にするあまりに周りの意見よりも自分の意見を優先するというタイプです。
そのため、集団の中のリーダーに多いタイプとなっていますが、集団が上手く機能していなければ協調性がないというように判断されることが多いです。
次に自分の意見を言わないタイプについてですが、こちらは自分のことを表現するのが下手なため、周囲に対して「楽しくないのかな?」とか「つまらなかったかな?」というように気を使わせてしまうことになります。
しかし、自分の意見を通すタイプと組むことによって両者の考えが一致するということになりますので、そうなれば集団として十二分に機能することが可能です。
この2つのタイプに共通するポイントとしては、周囲と比較して自分の行動を優先するという部分で共通していますので、性質や性格の違いから周りに協調性がないと判断されることが多いということです。
集団に馴染むことが難しい人がチームに馴染むためにはどうすれば良いのか?
集団に馴染むことが難しい人が注意するポイントとしては、集団と交わることを諦めないということです。
長い間、周りから協調性がないというようなことを言われ続けると、集団と一緒に行動することを諦めてしまうという人も多いですが、集団で行動することによってプラスになることも多いです。
そのため、集団に馴染むことが難しい人でもチームに馴染む努力を怠らないようにしてください。
これから紹介する集団に馴染むための克服方法については、海外では通じないケースも多いですが、日本では上手く機能することが多いです。
まずは「人に流される」ということになっていて、複数の人数が集まる集団になれば必ず仕切り屋やリーダーという存在が居ます。
その人の意見や考えに流されることによって、周りから見ると協調性があるように見えます。
次に、集団の中での自分の役割というものを把握するということになっていて、例えば集団の中で陽気に振る舞うことが求められているキャラクターならば、陽気に振る舞うことこそが集団に求められている役割となっています。
これは集団を円滑に機能させるために必要な役割となりますので、周囲と異なる行動をしている場合でも自分らしさを表現しているというように判断されるために周囲から浮いた存在になることはありません。
このように、集団に馴染むための克服方法というのは1つではなく、集団の数だけ存在すると言っても過言ではありませんので、自分の属している集団に合った克服方法を見つけるようにしてください。
まとめ
近年の日本では個人主義的な考えを持っている人が多く、周りと協調することを拒否する人が増えているとされています。
しかし、社会人となった時に個人プレイを優先する人は周りから浮いた存在となってしまうために、良くも悪くも目立ちます。
一般的な企業でサラリーマンとして働く場合は目立つ存在になるとデメリットも多いために、周りに馴染むという能力を身に付けておいたほうが良いでしょう。