現代人は日々さまざまなストレスを抱えながら生活をしています。
しかし誰しもストレスを抱えているからと、そのままにしておくと大きな病気にかかってしまうこともあるのです。中には取り返しがつかなくなってしまい、思うように働けなくなってしまったというケースも珍しくありません。
そこで今回は現代人が仕事で抱えているストレスについての症状や解消法をまとめてみました。
目次
ストレスの症状
①心理的症状
ストレスといえば気分的に落ち込んだり、感情的になったりするのが代表的だといわれています。中でも普段温和な人がイライラすることが増えた。
活発だった人が消極的な性格になってしまったという場合はストレスを抱えている恐れがあります。もしも職場にこのような人がいたら、最近仕事に関して不安に思うことはないかどうか聞いてみましょう。
②身体的症状
ストレスには偏頭痛や腹痛、食欲不振、そして誰もが抱えている肩こりもストレスからくる症状の一種です。疲れやすいのも原因の一つとされており「最近忙しいから」「年齢のせいだから」と甘くみてはいけません。
ストレスを溜めすぎると寝覚めや寝つきが悪い、夜中に目を覚ますなどの睡眠障害も表れるようになります。たかがストレスと思って何もしないでいると、日常生活にも支障をきたすようになってしまうのがストレスの恐いところです。
③行動的症状
仕事中なのにぼんやりしている、普段ミスをしないのに些細なミスが増える場合は注意が必要です。仕事のことで不安やストレスを抱え込んでいて、それがそのまま行動に出てしまっている恐れがあるからです。
接客や営業において欠かせない笑顔の回数が減ること、会社の同僚での飲み会や休日のお誘いを断るといった行動に表れることもあります。
職場で当てはまる人がいる、自分がそうかも…と思い当たる点がある人は注意しましょう。
ストレスと向き合う方法
①自分の弱い部分を認めてあげる
ストレスと上手に付き合っていくには、無理にストレスから逃げ出さないことが大切です。かといって正面から戦うつもりでいると余計にストレスが溜まる原因に。
一番いいのは「自分にはこういう一面もある」と仕事でストレスを感じて弱くなっている自分を受け入れることです。
そうすれば少しずつ心が軽くなっていくはずなので、まずは弱い自分を認めて受け入れてあげることから始めてみましょう。
②完璧主義をやめる
仕事ではミスは許されません。与えられた仕事は100%できて当たり前です。このように志が高いのは素晴らしいことですが、自分自身がストレスを抱えて体調を崩してしまっては元も子もないですよね。
ときには完璧主義の考えを捨ててもいいのではないでしょうか。同僚や後輩に「手伝ってもらってもいい?」と仕事を振り分けるのもストレスと上手に向き合う方法の一つです。
「期待しているよ」という言葉はポジティブな意味合いで使われますが、その言葉がストレスの原因になっている恐れがあります。
「○○さんならできると思っていたのに」と相手に期待してしまうから、失敗したときに怒りや絶望などの負の感情が沸き起こるのです。
このように相手に期待をし過ぎるのもストレスとなって自分の身にのしかかってきます。
それを避けるためにも相手の仕事には、いい意味で期待をしないのがストレスを溜めないポイントです。
オフィスでも簡単に行えるストレス解消法
①ガムを噛む
ストレスや不安が溜まってくると、人は「コルチゾール」というホルモンを分泌します。このコルチゾールはガムを噛むことで下げられるという実験データが実際にあるのです。
またガムを噛むことは記憶力も上がるという嬉しい効果も。これからはデスクの引き出しにガムを一つは常備させておくといいかもしれません。
②飲み物を工夫する
いつも飲んでいるコーヒーやお茶を手元に仕事をしている人も多いはず。しかしストレスを少しでも解消させたい人は、いつもの飲み物に一工夫をしてみましょう。
コーヒーや緑茶の他にも、ハーブティーやカフェラテなどのようにバリエーションを意識してみてください。その時の気分によって飲み物を変えることは、ちょっとした気分転換になりストレス解消にも役立ちます。
職場によっては昼休憩以外に10分~15分の休憩を設けているところもあると思います。しかし繁忙期などはそういった休憩も取らずに朝から何時間も仕事を続けている人もいるのではないでしょうか。
お分かりかと思いますが、休憩を取らないのは好ましくありません。お手洗いに数分席を立つだけでも身体や心の緊張をほぐすことができます。
頭をリフレッシュさせることはストレス解消だけではなく、仕事の効率化を進める効果もあるので適度に席を立つなど休憩を取るようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
現代はストレス社会だといわれていますが、だからといって対策を何もしないのはよくありません。
一方である程度のストレスは適度な緊張状態を保つのにも必要だともいわれているようです。つまり社会人として重要なのはオンとオフの切り替えを上手にしていくこと。
そうすることで過度なストレスや不安から解消され、心身ともに健康な生活を送れるようになります。