社会人になると、ビジネススキルを向上させるための努力ができる人とできない人が大きく分けられることになります。
この2つが明確に分けられてしまうのはいくつかの理由があります。
自分が仕事をしている環境によって努力することが出来なくなってしまうケースも多いですが、近年では自己意識をどのように持つのかということによって差が生まれていることも多いということを知っておいてください。
こちらでは、社会人になってからビジネススキルを磨くための努力をすることが出来る人と出来ない人の違いは、どのようなことが関係しているのかということについて詳しく紹介していきます。
社会人と学生では意識が大きく異なる
はじめに、優秀な社会人と優秀な学生というのは大きく異なるということを知っておいてください。
優秀な学生というのは、一般的に学業成績が優秀な人のことを指していますが、これは言い換えれば教師または教授に言われたことを100％達成することが出来る人のことを指します。
しかし、社会人になると達成率が100％なのは当然で、優秀だと判断されるためには100％以上のものが求められることになります。
この辺りの意識の差が努力を自分で出来る人と出来ない人を分けるポイントとなるのですが、努力が出来るタイプの人は誰かが指示をする前に指示されそうなことを前もって準備する傾向にあります。
努力が出来ない人の場合は、何かを言われてから行動を起こすために努力が出来る人に比べると初動に差が出来てしまうために評価が低くなってしまうということに繋がります。
上司からの叱り文句に「いつまでも学生気分のままなんだ」というようなフレーズがありますが、このような意識の差が学生と社会人を分けているとも言えます。
職場環境によっては自分の努力を認めてもらえないこともある
自分の意識の持ち方によって努力をする方向性を見出すことが出来る場合は、それほど大きな問題にはなりません。
しかし、職場の環境によっては自分の努力を認めてもらえないということもあり、努力の方向性を見失ってしまうというようなこともあります。
よくあるケースとしては、中小企業や零細企業の中でも社員数が少ない職場で働く人に多く見かけられますが、「指導者が居ない」というケースです。
職場の中で上司が存在していても、自分の職務を指導してくれる存在が居ない場合は努力の方向性を見つけることが難しくなってしまいます。
中には社員数が少ない企業で働くことによって、多くの業務を請け負うことになるために自然と能力をアップさせることが出来る人も存在しています。
しかし、中途採用ならともかく新卒採用の場合は社会経験が無いということが前提なので、社会という空気に慣れるまでは指導者のような存在が居ることによって成長する機会が多くなります。
このように、職場の環境によっては努力をしたくてもどのように努力をすれば良いのか分からなくなってしまう状況になることもあります。
自分が努力をすることが出来る社会人になるためにはどうすれば良いのか？
「努力」という言葉を辞書で引くと「目標や目的を実現するために力を尽くす」という意味になります。
そして、努力をしている人というのは、誰かに指示や指図されてから行動するのではなく自らが判断して行動を起こしています。
もちろん、業務をしている最中に自分の努力を優先するというような意味ではありませんが、業務外でスキルアップのために何をすることが出来るのかということを考えるのが第一歩です。
そのためには自分の空き時間を作るということが最も大切ですが、最近ではブラック企業に代表されるように早朝から深夜まで働いているというような声を聞くことが多いです。
このような場合には、キチンと労働基準監督署に相談をして業務を是正してもらうか、自分が転職するという方法以外に解決する手段はありませんので、まずは自分が行動することの出来る時間を確保することから始めてください。
会社としては能力のある社員を遊ばせておくほどもったいないことはありませんので、自分の能力を高めることが出来れば、その能力を発揮する機会は必ず与えられます。
与えられたチャンスを無駄にしないためにも、自分の能力をアップさせることが大切だということです。
まとめ
いかがだったでしょうか？
「努力」と聞くと難しいことや面倒なことをしなければならないというイメージを持っている人が多いですが、実際に努力をしている人からすると努力を努力だと思っていない人が多いです。
自分が成長するために行動をしているだけで、それを声高に「努力をしている」と言ってしまうと成長がその時点でストップしてしまいます。
ビジネススキルというのは、ある程度までは誰でも習得することが可能な能力となっていて、意識を変えて時間を確保するだけで身に付けることが出来ます。
さらに高い能力を求めているという場合はビジネススキルに関する資格を取得してみるのも良いかもしれません。
