インターンとは「インターンシップ」の略で、学生が就活や就職を前に企業で一定期間働くことができる制度です。
この制度により入社後のミスマッチによってすぐに辞めてしまう人員を抑えられている企業もあるようです。
そこで今回はインターンをするにあたって押さえておきたいポイント、インターン先で聞いておきたい質問内容についてまとめてみました。
目次
インターンのメリットやデメリット
就活に有利
やはりインターンのメリットは就活に有利に働く点です。面接だけではその人自身の全てを把握するのは、人事のプロでも限界があります。
ましてや面接に来る就活生は一人や二人ではなく、企業の規模によっては大人数になる場合も。
そんな中で「インターンを経験した」という点は面接官の印象にも残りやすく、就活生にとっては非常に有利に働くのです。
職場のリアルな雰囲気が分かる
インターンの目的はアルバイトのように「お金を得ること」ではありません。「職業体験を得ること」「社会人とは何なのか知ること」です。
そのためインターン先に行った際は必ず何かを得るつもりで臨みましょう。百聞は一見に如かずともいいますから、職場のリアルな雰囲気を肌で感じること。
そうすれば今後の就活に必ず活かせるはずです。
学業との両立が難しい
インターンはこれから就活を迎える学生にとってはメリットだらけです。しかし一方では注意しておきたい点もあります。それは学業との両立が容易ではないことです。
もちろん学生の本業でもある大学の予定と照らし合わせながらのインターンは可能。それでも大学のない日をインターンに注ぎ込もうと思ったらなかなか大変です。
インターンといえど社会の責任も発生しますので、アルバイト感覚で挑戦するのはあまりおすすめしません。
インターン先で聞いておくべき質問内容
仕事のやりがい
インターン先では実際に働いている人のリアルな声が聞けるチャンス。自分の中の疑問を解消できるまでどんどん質問していきましょう。
まずは「仕事のやりがい」については聞いておくのがおすすめ。例えば「営業先で気に入られたとき」「自分のすすめた商品が売れたとき」などさまざまな意見が聞けると思います。
そこから自分自身で「営業先に気に入られるには?」「商品が売れるようにするには?」を頭で考え行動していくのです。インターンが終わる頃にはやりがいというものの意味が分かってくるはずです。
どんな人が向いているか
こういった質問は「向上心」「好奇心」がインターン先にも伝わるので、いい評価をもらえます。例え向いている人の特徴に自分自身が当てはまらなくても、落ち込む必要もありません。
そこから努力する姿勢を見せることでインターン先からもかわいがられるでしょう。
待遇に関すること
なかなか聞きにくいことかもしれませんが、思い切って聞くのもありです。ただしこの質問に関してはある程度インターン先の雰囲気に慣れてからにしましょう。
聞く際も「失礼かもしれないのですが…」とワンクッション添えるように。「失礼は承知の上」という謙虚な姿勢を見せることで相手も不快に思うことはほとんどなくなります。
インターン中に押さえるポイント
ビジネスマナーを身に付けておく
インターンはアルバイトとは違います。自分で調べて解決できることはなるべく自分でしましょう。
その一つが基本的なビジネスマナーです。もちろん分からないことは聞いたらいいですが、最低限の敬語の使い方などはマスターしておくのが理想。
間違っていたらインターン先の先輩がアドバイスしてくれることもあるので、すぐに直す謙虚さと努力も忘れずに。
企業や業界の研究をする
企業や業界については事前に調べることも可能です。しかしネットや資料だけの情報では不十分な場合もあります。実際にインターンを通してみないと分からないこともたくさんあるのです。
この時期にはこの商品が売れる、こういったトラブルにはこう対処する…といった経験はインターンに参加してこそ。インターン中も企業や業界の研究は怠らないようにしましょう。
言われたことはメモを取る
記憶力に自信のある人も必ずインターン先ではメモを取りましょう。先輩方の言ったことはもちろん、業務の注意点やそのとき感じたことなど。
メモを取るのは指導してもらったことを忘れないという意味もありますが、社会人になったら業務を効率よく進めるためにメモは欠かせない存在。
インターン先にいる間からメモをとる習慣を身に付けておくのです。後で清書することを考えれば走り書きのようなメモ書きでもOK。
メモのサイズもスーツのポケットに入れて持ち運びできるタイプのものを選びましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回はインターンについてご紹介しました。インターンをしようか迷っている人はぜひ積極的に参加してみるのをおすすめします。
大変なことも確かにありますが、インターンで得た経験は必ず今後の就活で活かせるはず。チャンスがあればどんどん挑戦してみましょう。