OB/OG訪問時の心構えとマナーについて

OB/OG訪問時の心構えとマナーについて

OB/OG訪問は基本的な心構えとマナーを遵守することが大切です。OB/OG訪問は一度だけ行われる活動ではなく企業と学校をつなぐ重要で継続的な採用活動ですので、OB/OG訪問を行う時のアポの取り方やお礼の仕方などにも留意する必要があります。

企業や学校の活動の妨げにならないアポの取り方や適度なお礼など、企業側と学校側に配慮したOB/OGの訪問活動を実施することが大事です。マナー違反の活動は信頼関係を損ねる恐れがあります。

OB/OG訪問とは

OB/OG訪問は、学校の先輩が働く業界や会社を訪問して実際の仕事や社内の雰囲気などを研究することです。就活は志望する企業に応募して採用試験を受けますが、OB/OG訪問で先輩から事前に話を聞くことで具体的なイメージを持つことができます。

実際に働いている先輩から仕事の実状や本音を聞くことができれば、入社後に抱いていた企業とのギャップを感じることが少なく、就職が失敗することが少なくなることも期待できると考えられます。

OB/OG訪問はすべての就活をする人が行うわけではありませんが、具体的な会社の雰囲気を把握するには効果的だと思われます。OB/OG訪問を経験した学生は、大半が次のステップに進みたいと考える傾向があるようです。

OB/OG訪問は自分の志望に合致するOBやOGを探しアポイントを取り、次に企業などを訪問して話を聞き、終了後はお礼のメールや手紙を書くという流れになります。OBやOGを探すには就職課やゼミ、部活や家族などを活用します。

OB/OG訪問の心構え

OB/OG訪問を実施する際は、OB/OG訪問をする目的をはっきりさせて目的を達成する心構えが大切になります。最も重要な目的は自分が何の仕事をやりたいのかを探すことで、自分が本当に志望する仕事を見つけることです。

志望する仕事が見つかったら、次は入社したい会社を選定します。知名度がある会社というだけでなく、自分に合いそうな内容や雰囲気の会社かどうかが大事なポイントになります。会社の雰囲気や仕事の内容を知る上でOB/OGの話を聞くことは効果的です。

志望する会社の選定が終了したら、会社の内定をもらうことが必要になります。内定をもらうための選考情報を聞いて志望動機や自分のPR文を作成する際も、OB/OG訪問による聞き取りが重要な役割を果たします。

OB/OG訪問で志望の会社の内定が取れなくても、OB/OG訪問により社会人との人脈ができるとともに会社に入社する前に会社の雰囲気や仕事の内容が分かりますので、今後の就活には大きなプラスになります。

OB/OG訪問の連絡の取り方

OB/OG訪問が就活に必要であると分かっても、どこに連絡を取ればよいか分からない場合があります。学校の就職課や卒業生の同窓会、ゼミの教員やクラブの先輩などに紹介してもらうことや、会社の人事に直接電話する方法もあります。

学校の就職課はキャリアセンターとも呼ばれ先輩が志望する会社に就職しているかどうかが分かります。ファイルがなくても職員が知っている場合もあり、OBやOGがいることが分かれば会社に問い合わせることができます。

同窓会は卒業生の組織で多くの大学にありますので、同窓会の事務所職員に紹介してもらえる可能性があります。OBやOGがいることが確認できれば、就職課の場合と同様に会社の人事に連絡を取る方法があります。

ゼミの顔見知りの先輩は連絡が取れますし、顔見知りでなくてもゼミの教員の紹介で連絡を取ることができる場合があります。クラブやサークルの先輩に紹介してもらう方法もあります。その他親戚や友人、知人などあらゆる人脈が活用できます。

OB/OG訪問のマナー

OB/OG訪問をする時は、事前に準備しておくマナーと訪問した時のマナー、訪問した後のマナーがあります。勤務が忙しい中で訪問を受け入れてくれるOBやOGに対してマナー遵守の訪問を心掛けることが大切です。

事前の準備は、企業研究を充分に行うことや質問することをあらかじめメモしておくことが考えられます。また先輩の名刺をもらうためにも自分の名刺を作ること、約束の時間に遅刻しないようにすることも必須です。

当日はまず名刺交換をして、時間を取っていただいたことに感謝することがマナーです。面談中は要点をメモして、相手の言葉にしっかり対応することが大事です。相手が忙しいことを考えて約束の時間で終了し、再開できたら嬉しい旨を伝えます。

OB/OG訪問後は、その日のうちにお礼のメールを出すことがマナーです。先輩からマナーが悪いと思われないように必ずお礼のメールを出すことが大事です。先輩とのつながりを大切にして先輩の話はまとめて就活に活かすことが重要です。

OB/OG訪問を効果的に行うには

OB/OG訪問では、訪問に応じてくれるOBやOGに対し感謝の気持ちを持つことが大切です。OBやOGの時間を無駄にしないように事前の準備を行い、訪問時のマナーや訪問後のマナーを守り、約束時間を厳守することが重要です。

訪問前の企業研究、訪問時の的確な受け答えと面談のメモ、訪問後のその日のうちのお礼メールなどが大事です。OBやOGとの間でできた人脈や面談で得た知識を就活に活かすことができれば、訪問が意義深いものになります。

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