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2023.07.31 2023.12.07

Web広告とは?自社にマッチしたなWeb広告の種類や運用のメリット・デメリットを解説

Web広告とは?自社にマッチしたなWeb広告の種類や運用のメリット・デメリットを解説

Web広告を運用したいものの、何を使ったらいいのかわからずにいる人も多いでしょう。広告は、自社の目的やターゲットなどにマッチしたものを選ぶことが大切です。

そこで今回は、Web広告のメリットや種類について解説します。この記事を読むことで、自社に適した広告を選びやすくなるでしょう。

 

Web広告とは

ノートパソコンで作業する手元

Web広告とは、Web上に出稿される広告のことです。具体的には、SNSやブログ、Webメディアなどに表示する広告を指します。文章や画像、動画など、広告の形態は掲載先や広告の種類によって異なります。

 

Web広告運用の4つのメリット

メリットと書かれたノートと指さし棒

Web広告運用のメリットは、以下の4つです。

Web広告運用の4つのメリット

 

的確にターゲットに対して訴求できる

たとえばテレビは、ユーザーの属性などに関係なく、不特定多数の相手に対して配信されます。しかしWeb広告は、ユーザーが今までに訪れたサイトやユーザー自身のライフスタイルなどをチェックしたうえで、適した広告を表示できます。ユーザーの関心や属性に合わせた訴求ができるので、成果につながりやすいです。

 

低コストで始められる

Web広告は従来の広告に比べて、コストを抑えやすいという強みがあります。予算に応じて少額から始められる広告形態が多く、従来のように数百万円といった多額のコストを注ぎ込む必要もありません。

 

効果測定しやすい

テレビの広告などとは違い、「何回見られて何回クリックされたか」といった数値が計測できます。そのため、広告の効果をチェックしやすく、効率的に広告を改善できます。

 

広告を変更しやすい

新聞やテレビの広告では、一度作成したものを途中で変更することは困難です。対してWeb広告は、掲載している途中でデザインやテキストの内容などを変えやすいという強みがあります。 「期待通りの効果が得られなかったため、新たな文面に変更してみる」といったことが気軽に行えるのも、Web広告ならではの魅力です。

 

Web広告運用の2つのデメリット

ノートパソコンを指さして確認する様子

Web広告のデメリットは以下の2つです。

Web広告運用の2つのデメリット

 

運用に最低限の知識が必要

Web広告で成果を出すためには、Webマーケティングや広告運用に関する適切な知識が欠かせません。そのため、Web上の情報や本を通して学ぶか、Web広告に強い外部のプロに依頼する必要があります。

 

出稿する媒体や方法によっては高額になる

リスティング広告で競合の多いKWを狙ったときなど、広告の出し方や媒体によっては大きなコストがかかります。それぞれの広告の特徴や費用感をチェックし、発生するコストと成果がうまく見合うように調整しましょう。

 

Web広告の種類

ノートにチェックと書かれた様子

Web広告には、以下のようにさまざまな種類が存在します。

Web広告の種類

ここからは、それぞれの広告の概要や特徴をご紹介します。

 

リスティング広告

リスティング広告は、検索エンジンで検索をかけた際に、検索結果に掲載される広告のことです。

課金の方式 クリック課金
強み ・SEO対策を行わなくても上位表示される
・即効性が期待できる
弱み ・その商品に関心がない層には届きにくい
・ボリュームが大きいKWだと費用が高くなる

具体例としては、Google広告やYahoo!広告が挙げられます。リスティング広告は自動的に上位表示されるため、SEO対策を行わなくても即効性の高い効果が期待できます。

リスティング広告がおすすめできるのは、すぐに人を集めたいときや、ニッチなKWで人を集められそうなときです。ボリュームの大きなKWだと費用がかさみやすいので、ボリュームが小さめのニッチなKWで効果が出るものであれば高いコストパフォーマンスで人を集められます。 リスティング広告の特徴は以下の3つです。

  • 費用を抑えてスタートしやすい
  • すぐに効果が現れやすい
  • 潜在層には届きにくい

 

 

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Webサイトにおける広告枠に出てくる広告のことです。

課金の方式 クリック課金・インプレッション課金
強み ・画像や動画を用いて訴求できる
・幅広いユーザーに認知してもらえる
弱み ・離脱率は高め

具体例としては、Yahoo!のトップ画面に出てくる画像付きのバナー広告が挙げられます。購入やお問い合わせといった具体的な結果を期待するというよりも、広くユーザーに商品を知ってもらう目的での利用に適した広告です。

おすすめできるのは、視覚情報に訴えやすい商品やサービスを扱っているケースです。インパクトのある画像や動画で興味を引けば、多くのユーザーを集められるでしょう。 ディスプレイ広告の特徴は、以下の3つです。

  • 幅広いユーザーに認知してもらえる
  • 視覚に訴えるコンテンツが向いている
  • 興味のないユーザーにも届くため、離脱率は高め

 

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、アフィリエイターに宣伝や広告を行ってもらう広告形態のことです。

課金の方式 成果報酬型
強み ・コストパフォーマンスに優れている
・売上につながりやすい
弱み ・即効性は期待しにくい

具体例としては、アフィリエイトブログが挙げられます。アフィリエイトブログを運営している人が会社の商品などを宣伝することで、読者が商品を購入してくれることを期待する方法です。自分のブログに掲載したリンクから商品が購入されることで、アフィリエイターは報酬を受け取れる仕組みになっています。

アフィリエイト広告がおすすめできるのは、BtoCの商品です。アフィリエイトサイトのほとんどは個人がターゲットとなっているため、BtoBの商品はあまり向いていません。 アフィリエイト広告の特徴は以下の3つです。

  • 商品を比較検討している顕在層に届きやすい
  • すぐには効果が出ないケースも
  • 商品の宣伝方法はアフィリエイターに一任される

 

アドネットワーク広告

アドネットワーク広告とは、Webサイトやブログなど、さまざまな広告媒体を集めて広告配信ネットワークを作り、それらにまとめて広告を配信する広告です。

課金の方式 インプレッション課金・クリック課金
強み ・複数媒体にまとめて広告を表示できる
・広告配信に関する業務を自分で行わなくてよい
弱み ・広告を表示するサイトは自由に選択できない

アドネットワーク広告の具体例としては、GoogleDisplayNetworkが挙げられます。こちらを利用することで、YouTubeやGmailといったあらゆるWebサイトにまとめて広告を表示させることが可能です。

おすすめできるのは、たくさんのユーザーに広告を届けたい方です。さまざまなWebサイトにまとめて広告を掲載するため、一度に多くのユーザーの目に触れることとなるでしょう。 アドネットワーク広告の特徴は以下の3つです。

  • まとめて配信できるため、効率よく広告を出せる
  • 広告配信に関する業務を任せられる
  • 表示したくないWebサイトにも広告が表示される可能性がある

 

SNS広告

SNSのブロックを上から眺めるフィギュア

SNS広告とは、SNSで配信される広告のことです。

課金の方式 クリック課金・配信数型課金など
強み ・広告による不快感を与えにくい
・拡散性が高い
・ユーザーの行動に応じたターゲティングが行える
弱み ・SNSのチョイスを誤ると効果が出にくい

具体例としては、Twitterのタイムライン上などに流れてくる広告が挙げられます。慣れ親しんだ画面に自然な形で混ざって表示されるため、親しみを持ってもらいやすいという強みがあります。

おすすめできるのは、拡散性を利用した広告運用をしたいケースです。 SNSは投稿が拡散されやすいという強みを持っているため、ユニークな広告を配信して大きな話題作りを狙いたいときに、特に推奨できます。SNS広告の特徴は以下の3つです。

  • 話題性のある広告であれば拡散されやすい
  • ユーザーに親しみを持ってもらいやすい
  • 商品のターゲットに合ったSNSを選ばねばならない

 

 

リマーケティング広告

リマーケティング広告とは、一度Webサイトを閲覧したユーザーに対し表示される広告です。

課金の方式 インプレッション課金・クリック課金
強み ・親しみを感じてもらいやすい
・一度離れてしまったユーザーを呼び戻せる可能性がある
弱み ・ユーザーの行動に合わせて表示されるため、見張られているかのような不安を感じさせることも

具体例としては、Google広告のリマーケティング設定が挙げられます。一度は興味を持ったユーザーがターゲットとなるため、「前に見た商品だ」と親しみを持ってもらいやすく、コンバージョンにつながりやすいというメリットがあります。

おすすめできるのは、自社に興味を持ってくれたユーザーを呼び戻したいケースです。一度興味を持ってくれたユーザーにもう一度訪問してもらいたいときに適した方法となります。リマーケティング広告の特徴は以下の3つです。

  • 顕在層を中心にアプローチできる
  • 自社に興味のあるユーザーに絞って届けられる
  • しつこいと感じられるリスクがある

 

ネイティブ広告

ネイティブ広告とは、広告というよりは記事のように見える広告です。

課金の方式 インプレッション課金など
強み ・広告らしさが薄い
・サイトを読むうえでの邪魔になりにくい
弱み ・広告なのか記事なのかわかりにくい

具体例としては、ブログの記事一覧の中に並ぶ広告などが挙げられます。広告らしさが薄いため、抵抗感なくユーザーの目に入ります。ただし、「記事だと思ってクリックしたら広告だった」という不快感を与えるリスクがあることを知っておきましょう。

おすすめできるのは、広告特有の押し売り感を出したくないケースです。自然な形でサイトに溶け込むため、しつこさや違和感を覚えさせたくないときに有効となります。 ネイティブ広告の特徴は以下の3つです。

  • 広告ならではの押し売り感が薄いため、親しみやすい
  • ユーザーにストレスを感じさせにくい
  • 広告であることがわかりにくいため、紛らわしいと感じられることも

 

リワード広告

リワード広告とは、閲覧したユーザーに報酬が与えられる広告です。

課金の方式 成果報酬型
強み ・ユーザーの抵抗が少ない
弱み ・継続して利用してもらいにくい

具体例としては、「広告を見たらゲームのアイテムがもらえる」「アプリインストールでポイントがもらえる」といったシステムです。ただし、ユーザーは報酬目当てでアプリのインストールなどを行うため、報酬をもらったらすぐにアンインストールされるリスクがあります。

おすすめできるのは、広告による不快感を低下させたいケースです。勝手に表示される広告と違い、リワード広告はユーザー自身の意思で広告を閲覧するため、強い不快感を覚えずに見てもらえます。 リワード広告の特徴は以下の3つです。

  • ユーザーが自分の意思で見るため、ストレスを感じさせにくい
  • 継続して利用してもらえる可能性は低い
  • 特定商品の広告量が多いと、ネガティブな印象を与えることも

 

動画広告

ノートパソコンに表示された動画再生のボタン

動画広告とは、動画を利用した広告の総称です。

課金の方式 インプレッション課金など
強み ・たくさんの情報を詰められる
弱み ・制作難易度が高め

具体例としては、YouTubeで流れる広告が挙げられます。動画は文章よりも興味を引きやすく、届けられる情報量も多くなります。ただし、文章のみの広告よりも作るのが難しく、制作コストが高い点には注意しなければなりません。

おすすめできるのは、多くの情報を届けたいケースです。 動画は画像や文章に比べてたくさんの情報を詰め込めるため、知ってほしい内容が多い商品の広告に向いています。 動画広告の特徴は以下の3つです。

  • ユーザーの目を引きやすい
  • 詰め込める情報量が多い
  • 制作が難しい

 

メール広告

メール広告とは、メールの一部に掲載される広告やメール自体が広告になっているものです。

課金の方式 配信数型課金
強み ・既存顧客にアプローチしやすい
弱み ・メールを開封されないと見てもらえない

具体例としては、メルマガの一部分に掲載される広告が挙げられます。メールの中に表示されるため、Web上の広告とは違って何回でも見てもらえます。ただし、メール自体を開封されなければ一切ユーザーの目には入りません。

おすすめできるのは、自社の既存顧客に呼びかけたいケースです。メールは主に既存顧客へ届けるものであるため、すでに獲得した顧客にさらなるアプローチを行いたいとき適しています。 メール広告の特徴は以下の3つです。

  • 既存顧客へのアプローチに向いている
  • ユーザーのタイミングに合わせて広告を見てもらえる
  • 開封されなければ意味がない

 

まとめ

Web広告にはさまざまな種類があります。広告運用で効果を出すためには、自社の目的や広告を見せたいターゲットに応じて、適切な方法を選ぶことが大切です。今回の記事を参考に、自社はどの方法で広告を配信すべきなのか検討してみてください。

 

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